2012年11月29日木曜日

啓成中「数学少人数授業」北海道新聞で紹介


少しタイムラグがありますが、昨日サークル啓事務局 大橋様より連絡と写真を
提供頂きましたので早速更新させて頂きます。

  • 11月23日(金)北海道新聞より転載 -

市立啓成中(富田忠章校長、95人)が昨年4月から、教師2人による
「チーム・ティーチング(TT)」
と組み合わせた少人数授業を全学年の数学で行っている。
生徒からは「質問がしやすくなった」と好評だ。
同校は1学年1クラスの小規模校。
TTの導入で教師が追加配置され、2人体制で授業が出来る利点を生かして少人数授業を始めた。
教える内容に応じて、最初からクラスを2つに分けて教師がそれぞれについたり、全員で基本を
学んだあと、授業の後半は「基礎コース」と「応用コース」に分けて指導するなど工夫している。
基本をがっちりと学びたい「基礎コース」に行くか、発展問題を解きたい「応用コース」に行くかは、
教師による生徒の選別につながらないよう生徒自身の選択に任せている。
「基礎コース」を選んだ3年生の女子生徒は「人数が少ない分、先生に質問がしやすくなった」と話す。
同校が少人数授業について9月に全校生徒を対象にした調査では、
「自分のわからないことが聞きやすい」と回答した生徒の割合が
1年生で68%、2年生で64%、3年生で74%に上った。
今月30日に同校で行う芦別市教育振興会指定の公開研究会で、少人数授業の成果を発表する。
(川村史子)

-以上

昨年、富田校長にお会いしたときに鼻息を荒くされて語られていたのを思い出す。
前例のない斬新的なスタイルを取り入れるのはかなりのご苦労があっただろうと拝察する。
継続して行く間で様々な試行錯誤もあっただろう…。
調査の数字が、その試みの成果を反映していると思うし、おそらく学力も向上しているに違いない。
新聞記事中にある「公開研」がいよいよ明日に迫り、きっと参加した方たちも感心することだろう。


私事だが現在、学校区評価委員を務めさせてもらっている。
この記事を書いていてふと頭をよぎったことが一つ。
9月の評価委学校訪問時も啓成中の目玉、この「少人数授業」が組まれていたが教諭が体調不良で
泣く泣くの欠勤、痛恨の不発に終わっていることを思い出した…。
どうぞ体調万全で臨み、あっと言わせて欲しい。