2012年10月27日土曜日

上芦別小「学習発表会」に招かれました


一ヶ月ほど前、自宅のポストに上芦別小学校さんから学習発表会の招待状を頂いた。
名目こそ「学校評価委員長さんへ」というものだったが、サークル啓の取材要請が
来た!と正直うれしかった。
私ごと、現在学校から少し離れている身で再三申し上げている通り「情報提供」はHP運営の上で非常にありがたい事。この場をお借りして、このスペースの有効活用のため各学校関係者はどうぞ当サイトにメールや連絡をお願いいたします。大歓迎です!

定刻前に張り切って駐車場に着くと普段仕事中に何度も通っているのに気づかなかった、秋の風景を目の当たりにした。

すっかり紅葉していたんですね…。。
学校に来るまで気がつきませんでした。。

で、辺りを見回すと…


さすがは小学校!ギャラリーの数が違います。
駐車場は、ほぼ満席です。

開演前にも関わらず、たくさんの人でごった返しています。


まだ明るい会場を見回すと町内会の方や民生委員の方達の姿も
結構見受けられます。
近づいて挨拶すると子供や孫がいる訳でもないが見に来た、という方
が多くて正直驚きました…地域に根付いた小学校なんですね。。

今年のスローガン(テーマ)は、

「歴史に刻め!!笑顔と感動の上小ワールド3時間半SP」
恒例の一年生による「はじめのことば」で発表会が始まります!


各学年の趣向を凝らした内容に感心する事しきり…昔懐かしい学芸会を思い出しながら
夢中で観覧しておりました。

そんな折!
私の携帯電話に一本のメールが入りました。
話しは脱線しますが、私は地元の消防団に所属しています。
メールは「芦別消防本部」からの「火災出動要請」でした。
すぐに現職の消防職員である上小PTA会長が私の席までやってきました…。
次のプログラムは奇しくもPTA会長挨拶、そして「来賓紹介」。
本当に災害はいつ起こるかわかりません。

終わるとすぐに火災現場に向かいました。
火災に遭われた方には心よりお慰め申し上げます。しかし幸い、死傷者もなく火事も最小限で消し止められたようで少しだけ安堵しました。

※写真は、使ったホースを干すために登った「火の見やぐら」の上から

一連の作業が終わり、再び上芦別小学校へ。
先日、校長先生から「是非見て欲しい」と念を押されていた6年生の劇、
「山神祭」になんとか間に合いました。

…昨年(5年生時)、発表を見せて頂いて「学習発表会」という名称なるほど!と
唸った現最高学年の発表は…

本当に素晴らしいの一言に尽きます

年間を通じて地元芦別の炭坑の歴史に触れ・学び、ここで成果を発表する完全なる創作劇でした。
懐かしい当時の映像を交えて、劇とナレーション演出が交錯する難しい演技にも児童たちの真剣さが
「劇」としての「見せる」流れを壊す事無く非常にスムーズに舞台は進んで行きます。
BGMや再現の演劇のバランスや入り(シーンチェンジ)も絶妙でこの担任の先生は相当な
演出家であり脚本家だと敬服しました。
学年の団結力や意思の疎通が秀逸。先生と児童の皆さんのご尽力の賜物だとつくづく感動しました。

※劇中、当時の「盆踊り」の再現で見事なバチさばきを披露する児童

※当時のヒット曲や子供たちの様子を演じる児童

冒頭の「紅葉」の話しではないが、地元に暮らして保護者になる年齢に達するまで知らなかった
炭坑の仕事や家族の思い、当時の生活の様子…。

「学習発表会」は「学芸会」にあらず。
子供たちは「学び」の成果を披露し、観覧する私たちに新たな「学び」を与えてくれる。


学「芸」にのみ情熱を傾けた管理人はひとしきり感心するのであった…。。。





2012年10月24日水曜日

学校を語る夕べ


私事だが、学校絡みの近況報告を…。
子供の卒業に伴い、3年務めたPTAが終わって早半年が過ぎた。
以前と比べ学校に出向く機会がめっきり減り、主要な学校行事も仕事で行けなかったりと
在籍時の出席率が嘘のような疎遠間を感じていた今日この頃。

それでも今期で任期満了する「学校評価委員」や当サイト「サークル啓」の運営などが
あるので、まだ在校されている保護者の方なみに携わらせて頂いてはいると思う。

※写真は今年度の学校訪問の様子

今月に至っては、13日に開催された「バスケットボーラーの集い」という普通のビアパーティーに
中学校の先生や保護者の方にわざわざお誘い頂き楽しい時を過ごした。
啓成中校長&教頭と今後の学校のあり方や地域との関わり等々…カラオケの合間に熱く語った。


※写真はバスケ顧問とビアパーティで仲良くなった楽しい方…

そして季節は「学習発表会」モードに突入。
ありがたい事に各小学校より招待状が届いている。
※各学校の「学習発表会」の日程はトップページ等でご確認くださいね!

地元上芦別小学校からは招待状が届いた一週間後、K教頭からメールが届いた…。
K教頭からのメールは実に半年前のこのメール以来か…
…またなにか”そそう”でもあったか?と恐る恐る開くと、
そこには飲み会のお誘いが!
役員会に何の関係もない私が参加するのもいかがなものかとも思ったが、
承知で誘ってくれている皆さんの善意を無下にするのも…と思い参加する事に。
役員会終了後、自宅までの送迎付きで居酒屋へGO。
たまたま我が息子がバイトの日で、紹介すると早速M校長にいじりまくって頂いた…。
…ちなみに携帯メールの上の写真でいうところの「ギターの持ち込み」をした店で働く息子。
その店長から再三にわたって注意を受けた事が昨日の事のように思い出される。。
息子よ、逆境に負けず頑張れ!
少々脱線しました

飲み会では世間話に始まり、終止楽しく熱く学校のことや現在の社会情勢、教育の話しなど3時間以上に
わたって酒を酌み交わしながら繰り広げられました。
※顔出しOKだそうなので…教頭だけカメラ目線ですか(笑)

次回の飲み会の開催を約束してギリギリ日付変更前に解散と相成りました。
学校を離れてわかる学校の大切さ、先生や保護者との関わりの温かさ。
在校されている保護者の皆さんは最大限活用してくださいね!

以上、私事報告でした!



 

2012年10月13日土曜日

芦別市PTA連合会研究大会報告


清々しい秋晴れの土曜日。
啓成中学校で行われた「2012年度芦別市PTA連合会研究大会」に参加して参りました。
実に久しぶりの中学校訪問ですが、以前と同じたたずまいに安堵。
懐かしくあたりを眺めます…
「離れてみるとこんなに大きかったかな?」とか
「先生方はお元気かな?」とか…
「それにしてもこんなに閑散としていたかな?」と目をやると…
「やばっ!時間すぎてるやんけ!!」…閑散とした風景は、少々の遅刻が原因でした。。
体育館に設置された会場は明るく広々とした開放感があります。
参加されている方も昨年より多い気が…うれしい事です。
着席すると、本年度市P会長の山本会長さんの挨拶がちょうど始まりました。
なんでも、今年の講師は会長自ら推薦されて段取りをされたそうな。ご苦労様です。
続いて松山教育長が挨拶をされます。
芦別高校の就業補助をPRされておりました。
通学費や資格取得のための費用等までも補助する内容は芦別高校の目玉になる事は間違いないでしょう。
そういえば今年は清沢市長の姿がありませんでした…公務で忙しかったのだろうと思いますが、
PTA関係者としては残念でなりません。
来年度はなにを差し置いても参加して頂きたいと思いました。。

さて、研究大会が始まり、ここからは西芦別小の柿崎校長が進行します。
「ランキングワークショップ」と題打ち、スライドを用いて非常にわかりやすい説明で進行します。
その巧みなプレゼンに参加者は真剣な表情で聞き入ります。
例題「芦別と言えば?」というお題に対して、予め用意された答えに各々順位をつけて行きます。
自己紹介のあとそれぞれの回答に理由づけもして各テーブル内で順番に答えて行きます。
そして最後に皆で回答を取りまとめ発表。これはプレゼンの基本なんだそうです。

練習のあとは、本日の主題である「食」について同様にランキング付けして取りまとめます。
そして更に皆さんの意見をこのあとに続く「講演」にも反映させて行くという面白い企画でした。
冒頭、松山教育長も「このようなグループ講話形式で進行するのは初めて」とおっしゃっていましたが
参加する方もボーッとする事の出来ない全参加型の斬新なシステムです。
しかも柿崎校長の仕切りが素晴らしくて、最後までこちらの集中力を釘付けにします。
その話術は「匠」の域です(笑)
※写真は許可を得てモザイク処理しておりません

私たちのテーブルでも持ち時間をオーバーしての熱いディスカッションが繰り広げられました。
その後、ランダムに選ばれたグループが皆さんの前で発表します。
隣のグループでは図解入りの説明をされておりました…立派です。
私たちのテーブルでは常磐小PTA会長が
「おどおどしていると発表させられるので堂々としていた方がいい!」と余裕を
かまされておりましたが…
…結局、最後の最後に当たってしまい私が危惧して「意見をまとめたほうがいい」という
意見をスルーした懺悔のアドリブ発表をしていました。会長、ナイスです(笑)

皆さんの発表が終わり、今日のメインである講演会が始まりました。
「食が育む子供たちの未来」と題して、現在シニア野菜ソムリエとして広くご活躍されている
吉川雅子 氏
の貴重なお話しに皆、耳を傾けます。
食がもたらす様々な事案や映画「しあわせのパン」のフードスタイリストとしての裏話など
庶民目線で話されるお話しは誠実で人柄が偲ばれる、聞く者を妙に納得させる素晴らしい内容でした。
一日五皿以上の野菜接種。現代の恵まれた食の流通環境を生かしきれていない食生活。
食べる機会が少ない事による味覚の未熟や発達障害等々。
…どれも悔い改めなければならない話しばかりで思案することしきり。。

あっという間に講演が終わり参加者からは吉川先生に感謝の拍手が手向けられます。
貴重なお話し、本当にありがとうございました。

総括の後、最後に次年度開催である芦別小PTA会長から楽しい締めの挨拶で研究大会は終了。

同じテーブルになった初対面のお母さん方、野花南小校長先生、常磐小会長らと個人的に交流を
果たし、今後は街で会っても「こんにちわ!」ときっと挨拶を交わせる事だろう。

お父さんの参加も多かった今回の研究大会。
生徒数は年々減少傾向にあるが、保護者や教職員はもちろん、私のような「地域の人」が
たくさん参加する事によって決して「学校」は元気をなくす事はないだろう。


関係者の皆様、本当にお疲れさまでした!