2013年2月19日火曜日

啓成中「ライフプランニング授業」のようす

-  以下 啓成中教頭 文章転載  -

ライフプランニング授業とは
 
ソニー生命が、社会貢献の一環として行っている中学2年生以上を対象とした授業です。
本日は、札幌支社から9名のライフプランナーが来校。
3時間にわたり人生設計の授業を「総合的な学習の時間」を使って2年生に展開してくださいました。
2年生は、今年「働くこと」「職業」について学び、職業体験も経て、全校発表も終えたばかり。
そこで、3年生の進路選択に向けて、今日は人生を組み立てる学習です。

5つの班(家族)に分かれた2年生それぞれが、28歳で結婚した夫婦という前提でその後の人生を組み立てていきます。

夫婦の職業、共稼ぎか否か、子供の数、子供たち一人一人の人生設計、家や車の購入時期や種類、余暇の過ごし方などをライフプランナーの指導を受けながら組み立てていきます。
まさに夢いっぱいの人生がてんこ盛りに・・・

最初の1時間で夫婦の老後の生活まで設計したところで、休憩。

その休憩の間に各グループ担当のプランナーは、パソコンに生徒が作り上げた人生を入力していきます。

そして、休憩終了・・・

はたして夢の人生は実現するか・・・・それぞれの班(家族)の人生の収支がグラフ化されています。
そのソフトは実際に大人のライフプランニングにも使われるもの。
当然、税金や年金もしっかり1年単位で細かく想定されています。
さて、結果は・・・・

ほぼ全班(全家族) 赤字・・・班(家族)によっては、生涯の負債が10億円を超えている!!!!
どんだけ夢を詰め込んだんだ!君たち!

というわけでここからは、人生の修正。
でも、それは夢をあきらめることとは違います。
優先順位を決めて、夢を選択し、さらに
ローンを組む時期や長さ、それぞれの夢に取り組む年齢を変えていきます。
すると・・・・
不思議なことに負債はどんどん減っていく・・・もちろん、夢も少しずつ本当にしたいことに絞り込まれていきます。
修正が終わる頃にはどの班(家族)の収支も改善。
生涯賃金比での黒字に到達していきます。

ソニー生命の皆さん曰く,
子供たちにたくさんの夢を持ってほしい
ただし、夢をかなえるためには、しっかりとした人生設計が必要なことも知って欲しい。
また、子育ての期間は、子供たちのために収入も親の人生も注ぎ込まれていること。
だから、生徒一人一人が家族の中で実は大切にされていることに気づいて欲しい。
そんな願いからこの事業を行っているそうです。


中学生には難しい展開なのに、生徒一人一人の真剣なまなざしと笑顔。
どんどんプラン作りに乗っていきます。
その場を上手に盛り上げ、その気にさせていくプランナーの皆さん。
まさにCMで語られるライフプランナーバリューとはこういうことなのかと納得!!

- 転載終わり -