2014年3月20日木曜日

啓成中「PTA送別会」

木曜日。春分の日の前日。
昨年に続いて本年も啓成中学校PTAの皆様に声を掛けて頂き、PTA送別会に参加させて頂きました。

「先生の異動の有無に関わらず一年間を労おう」と始めたこの啓成中学校の恒例行事は、毎年たくさんの保護者や先生方が集う一大イベントだ。

2013年度の人事異動は昨日発表があり,先のソチオリンピックで活躍した葛西紀明選手さながら、
「啓成中の伝説(レジェンド)」
と称される,
地域に密着され,当ホームページでも大変お世話になった
富田校長
と8年間在籍され、個人的にも二人の子供たちが尋常でないほどお世話になった
柳沼先生
のお二人が啓成中学校を去られることになりました…覚悟はしていましたが本当に残念でなりません。。

山本会長からPTAを代表して挨拶があり、両先生へ感謝の気持ちを、時に個人的なお話を交えてシンミリと語られておりました…。
学校代表挨拶は小泉教頭から。
 冷静を装っておられましたが、言葉の端々に寂しさが感じられる話でした。
木村副会長の音頭で乾杯。

 両先生は大変人気者であちらこちらから声が掛かり、腰を落ち着ける暇がないようでした。
 先日卒業された3年生の保護者も多く見受けられます。
校長先生とは「中学校生活」を丸々共有した同士みたいなものでしょう。
 両先生もそうですが、今年で啓成中学校を離れられる保護者も多いようで、
「絶対また集まろうね」という声が一次会序盤から聞こえてきていました…。
 皆さん、本当に子供たちの中学校生活の充実を感じているんですね。。
 私も「サークル啓」管理人として、そして地域に生活する者として、お二人にお礼をさせて頂く機会を与えられました。
こうして、子供たちが現在全く関係がなくなってしまってもホームページを続けられていること、このような場に立ち会わせて頂いていることに感謝しております。

会も終盤に入り、異動される先生の挨拶が始まりました。

異様な盛り上がりに包まれていた会場は急に静まり返り、お二人の言葉に耳を傾けます。
 富田校長は、啓成中学校が「校長」として初めての学校でした。
色々な地域に頻繁に足を運ばれて、どんどん友達を作る天才でした。
その人間性と、校長という「堅い」役職イメージを見事なまでに感じさせなかった物凄い人間でした。
赴任一発目で皆の度肝を抜いた「啓成エール」は今も語り草で、全員の気持ちを一瞬で鷲掴みにしました。
以来3年間、鷲掴みにされたままの気持ちを、今日急に離されても困ってしまいます…。

しかし、きっと新しい学校でも名物校長になることでしょう…。
新しい学校の関係者が本気で羨ましい限りです。。


柳沼先生は、管理人である私の息子が入学したときに赴任され、以来3年間担任して頂いた個人的にも非常に思い入れの深い先生でした。
卒業と入れ替わりで入学した下の子の担任に決まった時、私は嫁と抱き合って喜びました…ちなみにそれが私たち夫婦最後の「包容」でした…夢よワンモア!

肝っ玉の座った行動と言動の裏に、繊細で涙もろい感情豊かな 一面をお持ちの方でした。
私世代の保護者たちに人気が高くて、彼女を語る時には皆優しい気持ちになりました。

在籍中に経験した辛かった経験も、あなた一人で背負っているのではなく、教え子たちと共に一生共有していることを忘れないでください。
あなたに投げかけられた質問の答えを、答えられるような人間に私もいつかなりたいです。
その持ち前の「人間らしさ」全開で、 新しい学校でも生徒に真っ向からぶつかってください。
…そして、親孝行のあなたの唯一の親不孝。いつか花嫁姿を見せてあげてくださいね。

感傷が止まらない、送別会。
PTAから両先生に感謝を込めて記念品贈呈。
なんだか、渡す方も涙ぐんでいます…。
 最後に恒例の記念撮影。
…お気づきかと思いますが今回の日記は、すべての写真に「ぼかし」が入っていません。
この笑顔に会わせたい。今や他方で生活する教え子たちにも見られるように、とPTAすべての皆様より快諾を頂き無修正にて掲載させて頂いております。
みなさん、本当にありがとうございます!

そして二次会へ。
今年は9割参加という素晴らしい出来事がありました。

芸達者の先生方、
そして、校長先生最後の歌声。
みなさん、その歌声をしっかりと胸に刻み込みました…。

歌った唄は…すみません、忘れてしまいました。てへっ♪

そして、出ました!
これが無くちゃ啓成中の飲み会ではありません。
上芦の玉三郎、タドル先生です(笑)
こちらも今年は モザイクなしで!

名残を惜しむ皆は、とうとう三次会へ場所を移します。
…日付はすっかり翌日に変わっていました。
柳沼先生はこの日「お母さん方と約束したから」と最後までつきあって頂きました。

最後にうれしいサプライズ!
8年前に一緒に啓成中に入学し、現在立派な社会人となった啓成OBのナイスガイが加わり、親子共々の乾杯です!
教え子はもうお酒が飲める年になったんですね…。。

先生は、それはそれは幸せそうなお顔でした…。。 

”人生において、本当の「別れ」は一度しかない。”

元気でいればきっとまた会えるさ!

富田校長、柳沼先生、本当にお世話になりました!!
お互いそれぞれの舞台で、また頑張りましょうね。

気づけば、時計の針は午前3時を示していた…”元気でいられるか” 少し不安になった管理人でした。


2014年3月13日木曜日

啓成中「卒業証書授与式」

3月というのに残雪…いや、未だ豪雪にある地元上芦別町。
しかし、青空が広がる心地よい天気に恵まれたこの日、啓成中学校では
「第34回卒業証書授与式」が行われました。
私も校区HP管理人として来賓出席です。
本業が忙しかったのですが前日に頑張ってなんとか時間を作り駆けつけました。
…ついこの間、卒業式をやったばかりと思ったらもう一年経ってしまっていたとは…
年々時間の早さが加速している感じです…。

…やはり玄関前の雪はまだ3mくらいあるでしょうか?
ものすごい圧迫感です。


玄関で受付を済ませて、まずは来賓室へ。
来賓室(校長室)は既にお客さんでごった返していました。
入室すると「聞いてませんでした!」と教頭先生。
校長先生に口頭で伝えてあったのですが…もう。。

満員の校長室に別れを告げて、一足先に撮影場所の確保です。
体育館は水を打ったような静けさに包まれています。
体育館のほぼ中央を指差しダメ元で、
「ここで撮っても大丈夫ですか?」
と男性教諭に訪ねたら、
「この学校で管理人にダメと言える人はいません!」
とお墨付きをいただきました(笑)
掲載記事がまだ効力を発揮しているようです、新聞さまさまですね♪

定刻10時に式が始まりました。
保護者の数も多いです。
なんだかお父さんやおじいちゃん&ばあちゃんの姿も多数見受けられ、ギャラリーの多さに少し嬉しくなりました。

いよいよ、卒業生入場。
そして卒業証書授与へ。
すでに感極まっている3年生が多いです…。
しかも在校生も…。。

例年こんなだっただろうか?
きっと3年生と過ごした時間が内容の濃いものだったのですね。

そして、校長先生の目にも光るものを見ました。
色々な思い出がこの瞬間にフラッシュバックしてしまうんですよね。。
私も 右手にビデオ、左手にカメラ、心に切ない思いを抱いて…なんだかジュリーの唄のような、ぐちゃぐちゃになりそうな気持ちを押さえるのが大変でした。
加齢とともに涙腺の緩みっぷりが年々進行していることを実感します。

久しぶりの「何とも言えない切ない」思いに浸っている…と式次第は来賓紹介に。

管理人は撮影のポールポジションをゲットしたのですが、”あの席”はあまりに遠すぎます。
なので、この場所にて失礼いたします!

私が呼ばれた時の会場での一枚がこれです。

式の最中は、ちゃんと前を向いてて下さい(笑)

卒業生答辞。

寂しさを訴えながらも、堂々と将来の夢を語られておりました。
本当に立派です。

そして聞いているみんなも背筋を伸ばして聞いています。
先生方が教えてきたこと、みんなきちんと実践できている証なんですね。

在校生式歌斉唱。
「Tomorrow」
卒業生合唱。
「手紙 〜拝啓十五の君へ〜」
最後に全校合唱「旅立ちの日に」…
…もうこの辺で記憶はおぼろげです。。感動です。

卒業生・保護者はもちろん、在校生も涙々の卒業式となりました…。
こんなに人目を気にせず泣かれると、清々しい気持ちになってしまいます。

式が終わっても、名残りを惜しんで学校を後にしない人たちがたくさんいました。


この先、どこに行っても、…たとえ将来学校が無くなってしまっても、あなた達の「母校」啓成中学校はそれぞれの心の中で輝き続けることでしょう。
過ごした時間は時が経つ程に輝きを増すことでしょう。

たまには元気な顔を見せに啓成中学校に立ち寄ってくださいね!
卒業、おめでとう!

2014年3月7日金曜日

野花南小 「野花南劇場」

週末のこの日。
今年は卒業生がおらず最後の卒業式が行われない野花南小学校で
「野花南劇場」
なる卒業イベントが児童主催で学校・地域関係者の協力のもと行われました。
日中の悪天候は回復するどころか益々ひどくなり、国道でも視界確保が困難なほど…。
来校される観客の”入り”が心配されたが、会場に入るとこの賑わい。

…本当に野花南の「地域パワー」は計り知れないです。

会場をちょろちょろしていると町内会長を発見!
派手な蝶ネクタイに満面の笑み、今日は自らも出演されるそうです。
しかも、大トリ前の大事な場面ということで、さながら紅白の北島サブちゃんと言ったところでしょうか(笑)

会場には来賓が続々来校されています。
長年にわたり野花南小児童たちに手話を指導されてきた「あいこ先生」も到着です。
 全校児童によるオープニングセレモニー、校長先生からの”勢い”ある挨拶が終わり、いよいよ関係各位 芸達者達による野花南劇場の開演です!
 健人クラブの皆さんによるコーラス「星のふるさと」。
…何年かぶりに聞きました。
芦別の唄も結構あるんですね。。
 地元で理容院をされている木村さんによる浪曲「赤垣源蔵」。
目の前で浪曲を聴いたのは初めてかも知れません。
台詞回しが素敵でした!
 本日二度目の健人クラブによる「花笠音頭」。
お客さんから「ちゃんと撮ってね!!」と念押しされました…。
ちゃんと撮りましたよ!
 公私ともに仲良くさせて頂いているPTA会長さんからの挨拶。

…この後、PTAの皆さんはサプライズで
「恋するフォーチュンクッキー」を披露されました。
実は、PTAのお母さん達に強引に小部屋へと連れて行かれ、
「○○時までにこの衣装きておいてくださいね」と圧力をかけられていました…
今思い出しても本当に怖かったです(笑)

全校児童によるYOSAKOIソーラン。
 児童のおばあちゃんによる「まぶたの母」。
素敵なお召し物で、この曲への気合いがヒシヒシと伝わってきます。
 あいこ先生と児童、保護者も加わっての手話合唱「翼をください」。
合唱もさることながら、全身で表現する手話とのコラボレーションが素晴らしかった…。
 その後も関係者による出し物盛りだくさん。
長丁場でも観客は舞台に釘付け…教育委員長も。。

野花南小の閉校に寄せて、記念すべき曲
「惜別」
他を披露してくれたBLUE-Jの皆さん。
リーダーの村木さんと野花南小H先生とは親交があり、その縁で創作される事になったそうです。
実は私(管理人)も30年来の付き合いでかつては、一緒にあちこち巡業した事があります。
嬉しい再会でした。

時計はいつしか21時に近づいてきた…。
いよいよ町内会長と中居さんによる「麦畑」が披露される(ダンス)。
笑っていいのか悪いのか、妙な気を使ってしまう程の最高のステージだった…。
…ただただ拍手!
 最後に会長より、地元・小学校に対する熱い思いと準備に奔走された関係者の皆さまに労い言葉をかけられました。
21時、野花南劇場が盛会のうちに終了。

最後に管理人の感想を。

学校行事やお祭りなど、とにかく野花南地域の団結で生みだすパワーは私の想像をいつも裏切る…いい意味でね。
地元に学校が無くなっても、この「地域の力」が、新しく統合する学校でも半減する事無く向け続けられる事を本当に期待しています。

どこにいても同じ芦別で暮らす仲間たち。

ますます広くなる校区…それを結ぶ役割の一端(ホームページ)を担うものとして、これからも自覚し出来る限り協力して行きたい…と心から思う。

管理人