2013年1月22日火曜日

学校関係者評価委員会「委員会のようす」

今日は少し趣向をかえて、この日行われた啓成中学校区の学校関係者評価委員会のようすをご紹介します。

その前に学校評価委員会とは?
「評価」という恊働作業を通して、学校と保護者・地域住民等が、互いに理解を深めるための機関である。
委員を任命された各々のフィールドの人たちが 評価活動を通じて、学校を訪れたり交流する機会をもち、普段では目にする事が出来ない教職員の頑張りや一生懸命さを知る事が出きる。
学校は多忙の日々の中、周囲にどのように見られているかを知る事により普段の教育活動を振り返るきっかけを作る事が出来る。
学校とそれに関係する人々が理解を深め合うために設けられたのが当委員会である。
※学校関係者評価委員会についての文章参照・詳細➡http://tinyurl.com/abl5arn

具体的に芦別では一年間に学校訪問を含めて約10回ほど会議の場が設けられ、年度始めに各学校長からの学校経営計画を受けて学校を訪問したり、お話しを伺ったり、学校行事に参加して自分の目で一年間かけて学校の様子を見させていただく。
年度末に学校が目標に対して「どれだけ達成できたか」「取り組みは適正だったか」を自己評価し、できなかった事に対して「次年度への改善方策」を
評価書
として提出したものを委員会で話し合い、「学校の自己評価は適正か」「改善の取り組みは適切か」
を話し合う。
決して学校に対する善し悪しで評価の高低を決める訳ではなく、例えば低評価で提出した学校の評価書に対して「確かにその通り!」と思ったらA、「いやいやご謙遜を、ちゃんと出来てると思いますよ」と思ったらその自分なりのズレに対してBC・Dという評価をつけて行く…ちょっとややこしいですが。。
しかし、冒頭でも述べた通り点数をつけたり、格付けしたり、ましてや監視したりするための仕組みではなく、
それぞれの立場や視点から意見を出し合い、良い学校作りに役立てましょう…というコンセプトで組織・運営されているものである。



説明が長くなったが、年明けのこの日はいよいよ先日提出された学校の自己評価書に対して、学校長からの説明と質疑応答が行われる日だ。
我が校区は計4校、広範囲にわたる広大な校区である。
委員の皆さまはPTA関係や民生委員、各地区の育成会の面々。
開始前に各地区の様子等、世間話をして委員同士の近況報告。
※委員の皆さまの了承を得て加工なしで掲載しています

6時定刻に委員会が始まり、各学校長から丁寧な説明を受けます。

 
※各校長に了承をとる暇がなく加工して掲載させていただきます。
 
全ての学校の説明終了後、委員による意見交換が行われました。
開始から2時間半。各校長、委員の皆さまお疲れさまでした。

今後は各委員が自己評価に対する評価を教育委員会に提出し、それをふまえて再度全体で話し合い評価委としての評価を各学校に提出して、委員会は終了する。

最後に、
私たちは教育のトーシロー(素人)である。
そんな人間が教育のプロ集団が全力でやっている事に対してまがりなりにも「評価」を下すなんて、あまりにも乱暴な話しだとも思った時期もあった。毎年、委員の皆さんから上がる率直な意見で、皆多少なりに葛藤があったりする。

しかし、私たちはどういう形であっても必要に迫られ最後は自分の意志で引き受けた委員である。
だのできちんと向き合って素人なりに一生懸命、評価をする。
その評価自体が学校を変えるものではなく、私たちの存在や活動が更なる交流や理解のきっかけとなり、よりより学校作りの一端にでもなれば…そんな思いで日々やらさせて頂いている。

文章/ 啓成中学校区学校関係者評価委員長 富山 美一
撮影/ 芦別市教育委員会

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