2013年2月8日金曜日

学校関係者評価委員会「評価書提出」

一年を通して携わらせて頂いた学校関係者評価委員会も、先回の日記で書いた先月の27日の評価委としての評価書作成を以て、一連の作業が終了した。
今日は、その出来上がった学校関係者評価書を教育委員会と各学校に提出して全ての業務が終了する。
午後一時に当日都合の悪い委員さんを除く委員が教育委員会に集合。
その足でホヤホヤの評価書を教育委員会に提出した。
教育長からは、年間を通して評価書作成にあたった労いの手厚い言葉と少々変更のある次年度の評価委員業務の話し、統廃合についてなどお話しがあった。

各学校の努力や意識の高さを本年、再確認させて頂いた私どもの所見に、日頃より強く共感されている教育委員会の皆さまと掘り下げた様々な話しを和やかにさせていただくことが出来ました。
 
特に次々年度には統廃合により校区4校から一気に半分の2校となること、伴う準備や様々な式典等多忙な一年となる次年度の学校への様々な配慮や協力をお願いしました。
いかなる状況にあっても学校として「教育」に関して抜かりがあってはなりません。
教務に集中できる環境と時間への不安をぬぐい去るのが私たち関係者や機関の責務だと思います。

さて、のっけから時間押しとなった学校訪問の一校目は野花南小学校です。
校区が広いので移動も時間がかかります…。
各委員から上がった意見を読み上げた後に総合評価を発表し、評価書を校長に提出します。 
その後、学校から次年度の展望などのくわしい説明をして頂きました。
「次年度が最後なので本年の”反省”はしている暇はない!それよりも先に進む事が優先!」と力強く語られた校長からは、弱音や感傷など微塵も感じられない【勢い】ある前向きな意気込みを語られておりました。
ただでさえ大変な年に、次年度児童数減による教職員の削減は、規則とはいえあまりにも過酷でご苦労が多い事だろう。
特に、教育に力を注がれている市長様はじめ関係者の皆さまには是非共熟慮して嬉しいサプライズを起こして頂きたいところである…。

紅茶を啜りながら歓談していたところ予定時間を遥かに超える滞在に気づき野花南小を後にした。

続いては、啓成中学校へ。
 
試行錯誤・創意工夫された独自のスタイルを実践する現校長・教職員への素晴らしい姿勢を賞賛する素直な意見がこの場においても委員たちから次々と述べられた。
真摯な校長はいつもの陽気で楽しいキャラクターを封印されて、冷静な対処うをされている姿が印象的だった。
「ここまで」という観念を持たずにどん欲な姿勢で語られていた次年度以降のお考えに更に期待が高まった。
訪問後に廊下ですれ違った女学生たちの元気のよい挨拶がこの学校の努力と意識の高さを物語っている。
いい学校だわ…。

三校目は…の前にトイレタイム。
普段、摂取し慣れない大量のカテキンは「驚異的離尿作用」をもたらしてくれる…。
続いて、どさくさ紛れの「一服」提案は全委員より却下されたことを報告しておこう…。

さて次は隣の上芦別小学校。
 
校区のどの学校にも言える事だが,この上小も学力が飛躍的に上がっている学校だ。
ここでもしばし和やかに歓談し予定時間を大幅にオーバー。
終了後、ちょうど行われていた高学年の「学力検定」(独自)を見学させて頂いたが「なるほど」納得の素晴らしいシステムで子供たちの意欲を最大限に引き出す魅力的な環境が構築・整備されている。


最後は、西芦別小学校へ。
自ら「PTA担当」と称する校長の巧みな話術で話しは、どのように転んでも弾みまくる。
 
こちらも次年度、職員数減となるがその持ち前のアイデアと実行力、そして団結力のあるPTAの協力で乗り切ってくれる事でしょう。
余談で当ホームページのスムーズな運営の方法や保護者との接し方など非常に参考になる意見も口授頂き感謝しています。

  
評価書提出の後も「握手してる写真がいいんじゃないか?」と校長自ら提案され再度のカメラサービス。
様々な努力や改革は「彼の、彼女の、誰かのためじゃなく自分が楽しむため」とおっしゃられていた言葉に共感する事が多かった…。

訪問終了後、PTAのお母さんがたまたまヤクルト配達に来ていたので、乾杯で締め委員会を終了!
 
「評価が学校を変えるものじゃない、その存在が更なる成長を促す」

学校や生徒はもちろん、携わった私のような人間までも変えるんだ…。
今、委員活動振り返ってつくづくそう感じる。

我が子供たちが「現役」の当時には正直、教育や学校のことなんて考えた事もない今とは対極の立場にいた自分が不甲斐ないなりにも学校を考え、ましてや委員長を勤め上げられたのだから…。

…あ、今も言うほど成長してませんが(笑)。

そして、普通に生活していればこんな片田舎にありながら面識もなく何気にすれ違っていたことであろう今は仲間たちの委員の皆さまとも、 何かの縁で共に一つの物事と向きあった活動で新たな絆もできた。
今後はきっと、街であったら挨拶だって出来るだろうし、懐かしい当時の話しを共有する事も出来る。
これって本当に素晴らしい事だとしみじみ思う。

 その存在が更なる成長を促す」
本当にそのとおり。
狭い街にあって、互いに顔の見える日常はありがたい事この上なし!



本年を持って委員長2年を含む3年の任期が終了しました。
残念ながら規定により継続する事が出来ない自分です。
今後、学校評価等の機会を得た方は是非とも一度は、思い切って携わって欲しい。
その機会を学校…いや、自分に活かすためにも。



皆さま、一年間大変お世話になりました。


文章/ 啓成中学校区学校関係者評価委員長 富山 美一
撮影/ 芦別市教育委員会



※文中の写真は全て許可を得て無修正で掲載しております

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