2013年11月24日日曜日

西芦別小「閉校記念式典」

少し肌寒さはあるものの、澄み切った青空となった11月最後の日曜日。
芦別市では3校目となる閉校記念式典が西芦別小学校で行われました。

74年の歴史が物語るように各地より多数の関係者が学校に足を運びました。
体育館に飾ってある地域の風景を描いた大きな絵が素晴らしかった。

10時定刻に閉校式が始まりました。
本年度をもっての閉校が芦別市長より宣言されます。
何度聞いても寂しい瞬間です。

来賓挨拶も終わり、柿崎学校長よりのお話しがありました。
西芦別小の生徒と環境の素晴らしさ、閉校になってしまう寂しさ…様々な思いを述べられておられました。
児童の代表挨拶では、「西小魂で頑張って行く」旨の力強い前向きな言葉が述べられ、非常に頼もしかったと同時に、健気な姿勢や力強い言葉が寂しさの「深さ」を物語っているような気がして、私は勝手に感傷的になってしまいましたが。。
式の終盤には、西芦別の街と学校の歴史を創作劇にして児童・先生たちが熱演。
野花南小でも思ったが少人数で成す創作は手抜きがなく素晴らしい。
表現力も素晴らしく劇にのめり込んで行ってしまう。

劇中で炭坑が衰退して行く中で、級友たちが次々と西芦別を離れて行ってしまうシーンは、まさに現在の過疎化の序章でリアルな悲しいシーンだった…。
感動の児童発表が終わり閉校記念式典はひとまず閉幕。
隣の敷地に移動して記念碑の除幕式が行われた。

除幕式に先立ち、西芦別ゆかりの卒業生でもある、日沼議員より挨拶があり全盛当時の貴重なお話しを交えて惜別の念を語られておりました。
修学旅行は汽車を貸し切り、それでもぎゅうぎゅう詰めで荷物棚に寝た等々、今では信じられないようなすごい話しであった。
除幕は在校生たちが行い、その永遠の言葉が刻まれた記念碑が披露されました。



OB・関係者の方は、お近くにお寄りの際は足を運んでみてください。

かくして市内3校の閉校式が本日すべて終了した。
が、3月の学年末まで学校はまだまだ続く。

3月を過ぎてもそれぞれの心の中で永遠に続いて行くのだ。

悔いのない学校生活を送ってほしいと願うのはもちろんだが、学校の最後に自分が存在した事実を誇りに思ってほしい。

母校は永遠にあなたたちの学校です。





私もおかげさまで全ての市内閉校式に立ち会うことが出来き、便宜を図って頂いたすべての関係各位に感謝している。

校区地域交流会HPの管理人として都度、その瞬間に立ち会い、程よく学校に寄り添い、一喜一憂できていることにあらためて喜びを感じることが出来た。
この試行錯誤のホームページを起ち上げたことも、10年先、20年先にきっと意味を持つことだと信じている。

【文責】管理人 富山 美一










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