清々しい秋晴れの土曜日。
啓成中学校で行われた「2012年度芦別市PTA連合会研究大会」に参加して参りました。
実に久しぶりの中学校訪問ですが、以前と同じたたずまいに安堵。
懐かしくあたりを眺めます…
「離れてみるとこんなに大きかったかな?」とか
「先生方はお元気かな?」とか…
「それにしてもこんなに閑散としていたかな?」と目をやると…
「やばっ!時間すぎてるやんけ!!」…閑散とした風景は、少々の遅刻が原因でした。。
体育館に設置された会場は明るく広々とした開放感があります。
参加されている方も昨年より多い気が…うれしい事です。
着席すると、本年度市P会長の山本会長さんの挨拶がちょうど始まりました。
なんでも、今年の講師は会長自ら推薦されて段取りをされたそうな。ご苦労様です。
続いて松山教育長が挨拶をされます。
芦別高校の就業補助をPRされておりました。
通学費や資格取得のための費用等までも補助する内容は芦別高校の目玉になる事は間違いないでしょう。
そういえば今年は清沢市長の姿がありませんでした…公務で忙しかったのだろうと思いますが、
PTA関係者としては残念でなりません。
来年度はなにを差し置いても参加して頂きたいと思いました。。
さて、研究大会が始まり、ここからは西芦別小の柿崎校長が進行します。
「ランキングワークショップ」と題打ち、スライドを用いて非常にわかりやすい説明で進行します。
その巧みなプレゼンに参加者は真剣な表情で聞き入ります。
例題「芦別と言えば?」というお題に対して、予め用意された答えに各々順位をつけて行きます。
自己紹介のあとそれぞれの回答に理由づけもして各テーブル内で順番に答えて行きます。
そして最後に皆で回答を取りまとめ発表。これはプレゼンの基本なんだそうです。
練習のあとは、本日の主題である「食」について同様にランキング付けして取りまとめます。
そして更に皆さんの意見をこのあとに続く「講演」にも反映させて行くという面白い企画でした。
冒頭、松山教育長も「このようなグループ講話形式で進行するのは初めて」とおっしゃっていましたが
参加する方もボーッとする事の出来ない全参加型の斬新なシステムです。
しかも柿崎校長の仕切りが素晴らしくて、最後までこちらの集中力を釘付けにします。
その話術は「匠」の域です(笑)
※写真は許可を得てモザイク処理しておりません
私たちのテーブルでも持ち時間をオーバーしての熱いディスカッションが繰り広げられました。
その後、ランダムに選ばれたグループが皆さんの前で発表します。
隣のグループでは図解入りの説明をされておりました…立派です。
私たちのテーブルでは常磐小PTA会長が
「おどおどしていると発表させられるので堂々としていた方がいい!」と余裕を
かまされておりましたが…
…結局、最後の最後に当たってしまい私が危惧して「意見をまとめたほうがいい」という
意見をスルーした懺悔のアドリブ発表をしていました。会長、ナイスです(笑)
皆さんの発表が終わり、今日のメインである講演会が始まりました。
「食が育む子供たちの未来」と題して、現在シニア野菜ソムリエとして広くご活躍されている
吉川雅子 氏
の貴重なお話しに皆、耳を傾けます。
食がもたらす様々な事案や映画「しあわせのパン」のフードスタイリストとしての裏話など
庶民目線で話されるお話しは誠実で人柄が偲ばれる、聞く者を妙に納得させる素晴らしい内容でした。
一日五皿以上の野菜接種。現代の恵まれた食の流通環境を生かしきれていない食生活。
食べる機会が少ない事による味覚の未熟や発達障害等々。
…どれも悔い改めなければならない話しばかりで思案することしきり。。
あっという間に講演が終わり参加者からは吉川先生に感謝の拍手が手向けられます。
貴重なお話し、本当にありがとうございました。
総括の後、最後に次年度開催である芦別小PTA会長から楽しい締めの挨拶で研究大会は終了。
同じテーブルになった初対面のお母さん方、野花南小校長先生、常磐小会長らと個人的に交流を
果たし、今後は街で会っても「こんにちわ!」ときっと挨拶を交わせる事だろう。
お父さんの参加も多かった今回の研究大会。
生徒数は年々減少傾向にあるが、保護者や教職員はもちろん、私のような「地域の人」が
たくさん参加する事によって決して「学校」は元気をなくす事はないだろう。
関係者の皆様、本当にお疲れさまでした!
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